高知「ヴィラサントリーニ」3/30
井原シェフの料理は穏やかである。
高知の食材を使いながら、自慢することなく、押し付けることもなく、静かに、丸く心を包む
アミューズ
土佐ジローのレバーとマスカルポーネチーズのカンノーリ。ほうれん草とアーモンドのパウダー。バランスが見事
アンティパスト
「大豊町の鹿肉の温製カルパッチョ。コールラビペーストとネギオイル添え。と菜の花白アスパラの昆布締めパン釜焼き、酒粕と焦がしバター、白味噌と鹿のブロードのスープ」。別項参照
鹿肉がエロい。舌とディープなキス
鹿肉がしなやか かちゃの70パーセントとガイドリア2013ヴィンテージ
プリモピアット
「大豊町のイノシシのラグーのアニョロッティ。セージバターソース、筍とウルイのソテー」。
アニョロッティがいい。イノシシの滋味が穏やかに出て、それが春の香りと抱き合う。
セコンド
「室戸金目鯛のポワレ フキのソース。
そら豆、水を与えないで育てた玉ねぎ、ネギのマイクロリーフ、カブ添え」。
しなやかにミキュイに焼かれた金目鯛に色気あり。それと青々しい香りを放つフキソースが寄り添う。玉ねぎの美味しいこと。
シメ
「仁井田米の卵かけご飯。初卵と運で二日間の卵」後ほどFBで詳細
ドルチェ
「高知県産ブラッドオレンジのピュレ、フェンネル風味、コーヒーのアイスクリームと出来立てのサフランのグラニテ」。
オレンジコーヒーのイメージ。