遠くに豚の血がいる 2018.06.06 日記 , 東京 , 豚 , イタリア料理 , 内臓 , パスタ Tweet 遠くに豚の血がいる。 鉄分をたぎらせながら、ほのかに甘い。 クラウケーゼチーズとバターのコクと抱き合いながら、ほのかに甘い。 豚の血と強力粉で作った、トレンティーノ=アルト・アデジェ州のパスタフレスカである。 そのささやかな甘みは、豚の命なのだろう。 体をめぐる力が、甘みのせせらぎとなって、我々の舌に、生きる喜びを教えてくれる。 神谷町「ダ・オルモ」にて。 山の清涼に抱きすくめられる、素晴らしき料理のすべては、別コラムを参照してください