渋谷「高太郎」救済。
震災後すぐに開店。
しかし店主の人柄か、逆に「高太郎大丈夫か」と、
前の店の客が大勢来てくれたという。
場所柄、30代の客多く
背広組は少ない。
しかし料理は、久々にできた渋谷の大人の酒亭だ。
時期時期の国産豆を使う、突き出しの煮豆がいい。
すずきとさごしの刺身もうまみ十分で
一風変わったポテトサラダも、何よりいもの香りとに溢れている。
メンチは豚肉の甘みにと脂の甘い香りが口の中で爆発し、
なにもかけずとも、そのままで食べ終えてしまう。
水ナスのぬた、その脇のキュウリに添えられた味噌も酒飲み泣かせ。
酒の銘柄もぐっと絞り込まれて
心地よい。
写真は、金目と白ウリ糸昆布和え。
太白ごま油のつなぎがよく、肴としてしっかり着地している。
客におもねることなく
誠意に溢れ、
料理を作ることが楽しくてたまらない店主。
至急大人の客求む。
渋谷「高太郎」
食べ歩き ,