敦賀「ジブン食堂」

手前海鮮丼。

食べ歩き ,

「落ち着いて」。
自分の中の誰かが、囁いた。
ここは敦賀の「ジブン食堂」である。
ジブンと名乗るぐらいなので,自分で好きなように海鮮丼を作るのであった。
これは,燃える。
魚も取り放題,載せ放題。白飯と酢飯も盛り放題という太っ腹な店で、どんなに盛っても1800円均一という安さである。
魚は,ハマチ漬け、敦賀真鯛の炙り,真鯛、アオリイカ,アジ,サワラ 福井サーモン。
活きのいい魚が待ち構える。
酢飯とご飯があるが、僕は左右に両盛りにしてみた。
酢飯には魚類を乗せて、海苔をかけ、ご飯には山葵醬油を絡めて,配置する。
サーモンの紅を真ん中に配し、隣にイカの白をそえ、かく魚を並べ、酢飯とご飯の境界線に、オカラと胡瓜を置いた。
楽しい、
魚の質は高く。
掻きこむごとに混然となって鼻息が荒くなる。
「なんでこんな店を始めたんですか?」そう聞くと,
働いている明るい女性が答えた。
「なんか楽しいことがやりたくて」
「でも皆さんよく食べるでしょ」。
「はいこの間も若い女性二人組が、ここに来ると夕飯がいらないって、てんこ盛りで食べていきました」。
「しかし安いでね」。
「この辺りの海鮮丼は皆高いので,少しでも安くしようと思って、でも大食いの人が来たら、つぶれちゃうね。ハハハハハ」。、