恐らく30歳半ばか 2012.10.26 食べ歩き , 東京 , 和食 , そば Tweet 恐らく30歳半ばか。 律儀な青年は、今年五月、中野坂上の住宅街の細い路地に、看板もない店を構えた。 「らすとらあだ」 なぜそば屋にイタリア語をつけたのか、聞きそこなった。 フェリーニが好きなのかな。 自家製豆腐ときんぴらで、龍睡の燗をやり、芋を入れた西京味噌の焼き味噌、茸のスープと出汁巻玉子で日置桜の燗をやる。 この辺りで蕎麦と行こう。 北海道雨竜の十割と北海道タゴの手挽き太打ち。 噛みしめればほの甘く、草のような野趣に富む香りが鼻に抜ける。 中野坂上「らすとらあだ」にて