荒木町「キッチンたか」で念願のビーフトマトを食べた。
なんでも「エリーゼ」店主の竹田さんはで揚げ物担当、「たか」店主は炒め物担当で、前店から鍋などを譲り受けたそうである。
ビーフトマト900円は、値段も変わらず健在で、味も変わらず、甘い味にトマトの酸味が効いてご飯が進む。
ご飯に汁ごとかけてもうまいぞ。
僕が食べていると、一人の女性が入ってきてオムライスを頼む。
やがて前に置かれるが、女性はギャラクシーをいじっていて、すぐ手を付けない。
1分、2分(計っている僕もどうかと思うが)。
まだ手を付けない。
店主も怪訝そうに見る。
3分。こちらは食べ終えた。
4分。まだ動きがない。
オムライスは次第に乾燥し、冷めていく。
極端な猫舌なのか。
来たことを忘れてしまったのか。
冷めたオムライスが好きなのか。
スプーンの持ち方を忘れたのか。
ご家族に不幸があったのか。まったくオムライスに手をつけようとする、気配もない。
5分。
これ以上観察していると、こちらがブチ切れそうなので、やむなく勘定して去った。
通り過ぎる合間に見たが、FACEBOOKを見ていた。
僕もFACEBOOKは好きだが、人生では、遥かにオムライスの方が重要だ。