オステリアカンピドイオ

食べ歩き ,

今のイタリア料理を食べている人からしたら、そっけないかもしれない。
しかし噛んで噛んでいくと、その中に真実が潜んでいることに気づく。
それこそが力であることに気づく。
そんな料理である。
★コッパ盛り合わせの後に、インサラータルッサ、カポナータ、かぼちゃのシナモン風味などミストとムール貝とあさりの暖かい前菜。
★カルボナーラ
吉川さんのカルボナーラを初めて食べた時、「炭火焼人風」という名前の意味を、体の芯で感じた。
食べた瞬間に、奥深い森林の炭焼き小屋に立っていたのだ。
グアンチャーレ(今回はパンチェッタ)とペコリーノの香り、黒胡椒の刺激。
山間部の雄々しき質朴がにじり寄り、深々と郷土料理の味わいが体に満ち渡る。
★アマトリチャーナ ブカティーニ
「逆にこういうソースとブカティーニやペンネになると、ぎりぎりのソースは難しいんです。残るぐらいの量にしないと味が付かないんです。残る分も計算に入れないと、味が足りなくなります」
「パスタのソースは、食べ終わったときちょうどなくなるくらいの量がいいのですが、これは田舎料理で、トラットリアで食べる人が多いので、ソースは多めに仕上げます。残ったソースは後でパンにつけて食べます。いわゆるスカルペッタです」そう言割れていたのを思い出し、パンで拭って。
★リングイネ カンピドイオ風
★サルティンボッカ
昔日本のイタリア料理店には必ずあったが、今はどこでも見られなく鳴ってしまった。仔牛の優しい滋味、それを持ち上げる生ハムの練れた塩気、セージの香り、バターのコク、白ワインの酸味、ブロードの旨味などが球体となって舌を包む。絶妙なバランス。口に放り込むという意味を持つ、代表的ローマ料理
★牛肉の煮込み 豆添え
なんておいしんだろう。イタリア人でもないのに懐かしいような暖かいもので心が包まれる。
★焼きリンゴ
★ティラミス
★プリン