発酵食品
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熟れてこそ美しく、海深くきれい
食べ歩きどこまでも、「きれい」である。 熟れた塩気とうま味が、舌に流れ、甘い余韻だけを残して消えていく。 一切の雑味もエグミもなく、優しい、澄んだ命の香りだけを……
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ネギぬたの純情
食べ歩き赤貝やマグロが入ったやつもいいけれど、ネギぬたの純情にはかなわない。 ネギとぬた味噌以上。 ネギの歯ごたえと味噌の甘辛さで、樽酒のヌルをやる。 ネギを……
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ブンさんの作る魚醤トゥックトレイは雑味がない
食べ歩き , 日記ブンさんの作る魚醤トゥックトレイは雑味がない。ニョクマムやナンプラーより、恐ろしく手間がかけられて、その純な味が生まれる。 これが恐らく、どこよりも古い魚醤の……
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腐乳はしたたか。
食べ歩きしたたかな腐乳が、からし菜に問いかける。 練れたうま味といやらしい香りをからめながら、もっと一緒に高みの登りたいと、問いかける。 シャキッと凛々しい音を立て……
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すごい納豆
食べ歩きすごい納豆に出会った。 豆の甘い風味が生きていて、グッと歯に力を入れるのが楽しくなる。 醤油をかけたが、醤油が負けてしまう。 この納豆は何もかけずに、混ぜ……
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豆腐餻は噛んではいけない
食べ歩き豆腐餻は噛んではいけない。 歯を使ってはいけない。 舌の上に乗せて、舌と上顎で潰して食べる。 時には、舌の裏側にもまわすようにして食べる。 味蕾という感……
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「ふくべ」
食べ歩き「ふくべ」で独酌をする。 義理の汗が落ち、鈍色の悲しみが薄れていく。 隣の20代後半の若者たちが、仕事の話ばかりしながら、「熱いうちに早く食べてね」といわれ……
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我ながら大変危険な炒飯を作ってしまった
日記我ながら大変危険な炒飯を作ってしまった。 「なれずしの生ソーセージ炒飯」である。 鮎の熟れ鮓を混ぜた生ソーセージという、大変エロい食べ物を、刻んで炒飯に……
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明治40年より
食べ歩き , 日記「料理アカデミーの先生が来られて、鯖節の骨はアゴよりいいダシが出ることが分かった。だから粉砕して肥料に使わず、分けてくれないかと頼まれたんです」。 明治40……
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大変危険である
食べ歩き大変危険である。おしのぎの、鮒ずしのパスタ。 第一種危険物取扱免状が必要である。 濃厚なるクリーミーがずるんと舌を、包み込むんで、ああカボナーラのようだと思……
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