キノコ
(205件)-
銀座「エスキス」
「勢い」とは力を語るものではない。
食べ歩き「勢い」とは、力を語るものではなく、自我の主張でもなく、意識を傾けるものでもない。 自然の摂理から生まれる、内面への問いかけである。 そのことを、今日教わった……
続きを読む -
ここだけの魚料理。
食べ歩き小鯖とルッコラの煎り酒和え、真魚鰹のきしめん造り、熟成明石鯛と香茸、焼きいちじく、太刀魚と玉ねぎのかき揚げ、鱧と一本しめじ、初茸、ほうき茸炊き合わせ、たで酢と焼……
続きを読む -
人形町「人形町今半」
松茸は
食べ歩き松茸は、ケッコウしたたかである。 油や強い香りと出会っても、しっかりと自己主張をする。 例えばフライやすき焼きにしてみると、ほほうこいつは凄いなと思うのである。……
続きを読む -
割烹の料理のようにすましてもいない。
食べ歩き割烹の料理のように、すましてもいない。 家庭の料理のように、野暮ったくもない。 その両者の良さを含んで、茄子が、椎茸が炊かれている。 これ以上でも以……
続きを読む -
酢飯屋
食べ歩き淡泊なやがらは、頭と中、尻尾近くの三種類の食感と味わいの濃さがあり、全国でも2%しかないという北三陸の久慈(あまちゃんだ!)の天然ワカメは、青々しさと潮の香りを……
続きを読む -
根津「メゾン・デュ・シャテーニュ」にて
食べ歩き雑味なく、滑らかに舌の上を、鴨の妖艶なエキスが通り過ぎていく、「シャランカネットバルバリーのサルミソース」。 ナイフを入れた瞬間、森の香りに包まれ目を細める……
続きを読む -
味覚が、裸にされていった
食べ歩き味覚が、裸にされていった。 味蕾に堆積していた常識や馴れという概念がはがされ、本来のプリミティブな味覚がむき出しになっていく。 そんな料理だった。 ……
続きを読む -
「岡半」は、関西風すき焼きである。
食べ歩き「岡半」は、東京では珍しい、関西風すき焼きである。 牛脂をなじませて葱を入れ、美しき松坂牛のサーロイン、リブロース、ミスジを横たえると、鍋より約30㎝の高……
続きを読む -
人の手が
食べ歩き人の手がかかっているのに、自然が自然のままに存在する料理とは、あるのだろうか。 「アルケッチャーノ」の「茸のパスタ」。 おだし、はつたけ、いろたけ、黒皮茸の……
続きを読む -
柔らかい
食べ歩き柔らかい。うま味も甘みもどこまでも柔らかく、静かに舌の上を滑っていく。 「智映」で出された、「鱧と松茸のすき煮」を一口飲んだ瞬間、皆息を吞んだ。 小豆色のつ……
続きを読む