食材
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「酸菜火鍋」
食べ歩き今年は三つ甕に漬けて、一つダメになったという。 「華都飯店」の白菜漬けは、大甕に白菜を丸ごと突っ込んで、塩も使わず醗酵させる。 キムチや糠付けのように、醗酵を促……
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春の気配が忍び寄っている。
食べ歩き明日から立春だというのに、至極寒い。 だが日差しは春で、空気は凛と澄んでいる。 洛北の菓子屋「宝泉堂」で一人、毛氈に腰を下ろしてまどろんだ。 庭はもう、春……
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ふく福。
食べ歩き「四つ葉でふぐ食べて悟ったね。安いふぐ食うんだったら他の料理食ったほうがいいって」。 こう、うそぶくのは、自分を欺くためである。 「ほんとは食いたいけど……
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集団妊娠
日記「五十にして天命を知る」かどうかは、いまだもってわが身はあずかり知らぬこと。 だが五十歳は人生の折り返し地点、新たな飛躍を心に刻む門出ゆえ、盛大に祝わねば今後……
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赤坂「辻留」
凛としてゆるぎない。
食べ歩き , ポエムはちきれんばかりの身を張り詰めて、 まながつおは、凛としてゆるぎない。 箸を入れれば、ほろりと崩れ、 一片に溢るる甘みが、口の中で花開く。 みなぎる命いただき……
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タンメンは、いま不遇の時代を生きている。
食べ歩きタンメンは、いま不遇の時代を生きている。 醤油、とんこつ、塩に味噌。ご当地ラーメンにつけ麺、創作ラーメン。 雑誌のラーメン特集にはさまざまなラーメン……
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鴨南そばの楽しみ。<江戸の常日>
「種物食う奴なんざ、粋じゃねえ。そばは千切れるし、繊細な香りが隠れちまう」と、断言するそば通の友人は、断固として種物を食べない。 でもわたしは、御高説を無視し……
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蟹 銀
食べ歩き新橋烏森口より七分、飲食街のはずれに店はある。アイヌの魔除け柱が門柱がわり。店内はアイヌ彫りの衝立などを配した郷土色あふれる内装だ。 突き出しのいくら醤油漬を……
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銀座「かわむら」
八千円のハンバーグ。
食べ歩きみなここのハンバーグがおいしいという。 世界一という人もいる。 しかしみなさん、どういう風においしいのかを明記していない。 ジューシーだ、いや甘いなどと表現す……
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代官山 ラ・フォルナーチェ 閉店
釜という伊酒屋。
ラ・フォルナーチェ 階段を降りていくと、小体な空間。 厨房に向いた四席のカウンターと背を向けた三席のカウンター。 厨房を切りもるは、二人の男性。 「面倒くさい……
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