北陸
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食いしん坊の才能。
日記食いしん坊は、文字を見た瞬間に、自分の食べたいものに誤変換する才能がある。 私は街を歩いていて、毎日のように誤変換してしまう。 先日も兼六園を散策していたら……
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セリの囁き
食べ歩きそばつゆを、一口すすると、セリが囁いた。 爽やかな青い香りが、心をくすぐる。 「今朝採ってきた野芹です。車で30分も走れば、採れる場所がある。金沢は……
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“整う”
食べ歩き“整う”という言葉が浮かんできた。 金沢「蕎味 櫂」の料理である。 例えば、蕎麦がきに乗せたもろみ味噌の中には、微かに蕗の薹が入っている。 赤貝とバイ……
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拝啓、回転寿司様
食べ歩き拝啓、回転寿司様 ご無沙汰しておりました。 もう10数年ぶりになるでしようか。 決して敬遠していたわけではありません。 言い訳をすれば嘘になりますが、日々……
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3/16能登「一本杉川嶋」
食べ歩き3/16能登「一本杉川嶋」 お軸 一花開 天下春 ★能登の和布のグリッシーニ、次郎飴とそばの実 ★鶴野酒造の酒粕汁 七尾の沢野牛蒡 葛豆腐の揚げ出し。七……
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時間が生んだ料理
食べ歩き時が料理を生む。 撮れたばかりの水洗いしたイワシを、直ちに持ち帰り、素早く叩いてツミレにする。 その汁仕立ては、生姜を使わずとも、臭みがどこにもない。 脂……
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平和。
食べ歩き「この光景を見た時、平和だなあと思ったんです。だからそのまま店名にしました」。 能登半島七尾市にある「ヴィラデラバーチェ」の平田シェフはそう訥々と話された。 ……
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椎茸のお粥
食べ歩き椎茸のお粥である。 焼いた椎茸に、ぼってりと炊いたお粥を合わせた皿である。 まずお粥を食べれば、お米の朴訥ながらも豊かな甘みが広がって、すっと心が晴れる。 ……
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昆布の音も鰹節の音も消えていた。
食べ歩きお椀は、昆布の音も鰹節の音も消えていた。 「片折」では、お椀の前に鰹節を目前で削り、昆布出しに落として杯で飲ませる。 昆布出汁は、山奥から組んできた水に……
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小松弥助は、すべてが柔らかい。
食べ歩きすべてが柔らかい。 酢飯は、柔らかく舞うように握られ、魚の味も柔らかい。 煮ツメは江戸風のこっくりとした味でなく柔らかく決められ、蒸し鮑の出汁の味わいに……
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