だから僕は恋をする。

• 京都,
• イタリア料理,
• 香辛野菜,
• ウニ,
• パスタ

てれんとウニが舌に甘えると、わさびの刺激が一瞬輝き、その後から海苔の香りが広がった。 そして最後に、ウニと海苔の甘みが抱き合い、共鳴し、同化して、官能となる。……

早起きのご褒美に　＜京都の平生＞36

• 京都,
• うどん　ひやむぎ　そうめん、きしめん

早起き、40分ウォーキングのご褒美に、朝ラーメン。 うどん屋（製麺所）の中華そばゆえに、実は母がたの祖母が京うどんでしたという味わいである。 麺を食べ終えた……

片折6/8

• 白身魚,
• 割烹,
• 石川,
• ご飯料理,
• 豆,
• 貝類,
• 海藻,
• 豆腐,
• しる汁物

片折 ★スナップえんどうのお粥。塩味なし ★お出汁　　北海道せんそうじの利尻昆布 静かな豊かさ ★あいなめのお椀。吸口も椀ツマのなき。、……

塩と水

• 滋賀,
• 果菜,
• イタリア料理,
• ハーブ　スパイス,
• スープ

塩と水だけである。 塩と水だけなのに、どうしてこんなに美味しいのだろう。 その名もアクア・エ・サーレ、水と塩、トスカーナ南の郷土料理だという。 ブロードも……

素性のわかる料理

• 白身魚,
• 果菜,
• 東京,
• 割烹,
• しる汁物

「素性のわかる料理を作ろうと思うんだよね」。 僕がこの世で一番好きな店のご主人は、そう言われた。 もう７０を超えられて、いつ店を辞められてもおかしくない。 ……

「哥利歐」の矜持

• 東京,
• 牛,
• 弁当　駅弁,
• ステーキ

これが格というものなのだろうか。 サーロイン弁当を開け、均一に染まったロゼ色に目を細める。 一枚をそっと口に運ぶ。 歯と歯の間で悶えた肉は、じわりと肉汁を……

豚一頭のうち串一本分しかない。

• 東京,
• 内臓,
• 焼き鳥・やきとん

てれん。 肉が舌の上で、溶けるように消えていった。 てっぽうである。 鳥茂のテッポウ、豚の直腸である。 普通てっぽうは、くにゅっとした歯ごたえで、崩れて……

＜朝からマズい話でごめんなさいVol10>

• メキシコ,
• パスタ

ああ、なんたることだろう。今までラビオリと信じてきたものは、まったく違うものだった。 ヒューストンからメキシコシティへ、ペルーLATAM航空に乗った時のこ……

＜朝からまずい話ごめんなさいシリーズ＞VOL8

• 笑い話,
• ラーメン

＜朝からまずい話ごめんなさいシリーズ＞VOL8 また、まずい話である。 「またまずいですか。もう終わりにしましょうよ」と思われた方。 まともである。 ……

こんなビフカツサンドは初めてである。

• 東京,
• 牛,
• パン　サンドイッチ　

食べた瞬間に、爽やかな風が吹き抜けた。 こんなビフカツサンドは初めてである。 パンをそっと持ち、慎重に齧り付くと、ふわりと歯が包まれる パンの甘い香り……