日本美食の旅
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噛んだ瞬間、天露の甘みが滴った。
食べ歩きポトリ。 噛んだ瞬間、天露の甘みが滴った。 シャコは、自己消化が激しく、採られた瞬間から味が落ちていくのだという。 一刻を争う味なのである。 そのた……
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豆が自信ありげに笑っている。
食べ歩き豆が自信ありげに笑っている。 小さき体を満たした甘みと香りを解き放ち、ケラケラと笑っている。 一番出汁に薄口と塩で味付け炊いたご飯も、主役は誰かをわきまえて……
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楽しい前菜攻撃。
食べ歩きこれは楽しい。 京都「大鵬」の前菜攻撃。 「そら豆塩煎り」に、いつまでもしゃぶりたい「鴨水かき」。 「鶏の青山椒ソース」は、しっとりと仕上がった鶏肉の淡い……
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東京とんかつ会議158 銀座「薩摩黒豚 宮忠」黒豚ロースかつ御前2000円
とんかつ会議東京とんかつ会議158銀座「薩摩黒豚 宮忠」黒豚ロースかつ御前2000円 【肉2衣2油3キャベツ2ソース3ご飯2味噌汁2お新香2特記なし計18点】各項目3点満……
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豆が生きている。
食べ歩き豆腐が生きている。 いや豆が生きている。 その飛龍頭は、箸をふわりと抱き込んで、すうっと千切れたかと思うと、白い肌を見せた。 甘い湯気に包まれながら口に運……
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<駅弁勝負 第72番>
駅弁弁当勝負第63回 明らかに品川常盤軒へのオマージュか、モノマネだろう。 あの名品鶏そぼろ二段弁当と、クリソツである。 だが、やはり完成度は、常盤軒……
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メゼババ4/8
食べ歩きメゼババ4/8 それは、ブリオッシュから始まった。 フリウリは毎朝焼くのだという。 きめ細かく。気泡が小さい。 もっちりと歯が包まれるが、数回噛むだけで……
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鳩は叫ぶ
食べ歩き鳩は叫ぶ。 噛め、肉を毟り取れ、舐めろ、しゃぶれ、口づけし、もっと歯を立てろ。 本能をむき出しにしろ。 我は鼻息を荒くし、無口にして、目を見開いて……
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三宿「鳥とみ」
食べ歩き三宿「鳥とみ」 焼き鳥と水炊きが一つのコースとなる珍しい店。 誠実そうなご主人が孤軍奮闘している。 愛知鴨の生ハム 突き出し、センスいい。オリーブ油 鰹……
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5月の「すきやばし次郎」。
食べ歩き口の中を涼やかな風が吹き抜けた。 トリ貝の身がよじれて歯を吸い込むと、爽やかな空気が舞って、舌を洗う。 その奥底に、じれったい色気がある。 今年はトリ……
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