和歌山
(14件)-
和歌山「山伏そば」
山の蕎麦屋がやってくる。
食べ歩き雲の中で蕎麦を食べた。 店は霧に包まれ、山間を流れゆく雲を見ながらそばをたぐる。 冷涼な空気の中で、そばは生き生きとして、草のような香りを放ち、微かな甘みを滲……
続きを読む -
和歌山「オテルドヨシノ」
「和歌山の真鯛のボンファム シャンパンソース」
食べ歩き酸味は勇気である。 酸味はうま味となり、甘みとなる。 酸味はエレガントを生み、ワインを愛す。 酸味はデカダンスであり、甘美な陶酔を呼び込む。 「和歌山の真鯛の……
続きを読む -
南紀白浜 「長久酒場」
ずっと憧れだった。
食べ歩きずっと憧れだった。 日本三大酒場の一つとされる、白浜「長久酒場」である。 20数年前Dancyuの酒場特集で見て以来、長く長く、恋い焦がれていた。 ちなみに他……
続きを読む -
和歌山「オテルヨシノ」
黄金比のスープ。
食べ歩き料理の世界で、もし揺るぎなき黄金比があるとしたら、このスープがその一つだろう。 「オテルドヨシノ」の、スーブドボワソンである。 和歌山の様々な魚から抽出したエキ……
続きを読む -
オテル・ド・ヨシノ
食べ歩き和歌山「オテル・ド・ヨシノ」 食べた。 唸った。 唸って、唸って、一人でほくそ笑み、首を後ろに垂らして、うっとりと虚空を見つめた。 これ……
続きを読む -
瞬間の中にある、永遠なる空間。
食べ歩き一口で、鼻息が荒くなった。 一口で、鼓動が高まった。 「オテル・ド・ヨシノ」手嶋純也シェフのスペシャリテ 「ジビエのトゥルト」である。 トゥルトの中は……
続きを読む -
大地が震えるスープ。
食べ歩き一口飲むと、大地が震えた。 「山シギのビスク」である。 もし今際の際にこのスープを飲んだら、再び生きる力が湧いてくるだろう。 味の両手が、官能を触り、……
続きを読む -
2019年に、初めて訪れた店は、289軒だった。
食べ歩き2019年に、初めて訪れた店は、289軒だった。 去年が164軒だったから、また増えたことになる。 多くの旅をした結果である。 旅をすると、ど……
続きを読む -
「食べ歩いて羨ましい」
食べ歩き「食べ歩いて羨ましい」。よくそう言われる。 その通りである。でも一方では闘いでもある。 未知の店や食材や人に出会い、なぜ美味しいかを考えながら頭の中で整理記……
続きを読む -
山利
食べ歩き , 日記「山利」の釜揚げしらすは、生きている。 口の中に、微かな微かな命の息吹が吹き抜ける。 稚魚ならではのいたいけな甘みが、舌の上で揺らいで、心が溶かされる。 ……
続きを読む