京都
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京都「盛京亭」
祇園の良心が灯りを消す。 <京都の平生>56
食べ歩きまた一つ祇園の良心が灯りを消す。 操業は昭和26年 常連だった池波正太郎は、こう書いている。 「盛京亭の中華料理は、いかにも日本人の舌に似合う味だ。八宝絲と称す……
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京都「イノダコーヒ」
ミックスサンドのお作法。<京都の平生>55
食べ歩きミックスサンドが運ばれた。 さぁどうやって食べようか。 いきなり玉子では味が濃い。 やはりここは、野菜かハムだろう。 今朝の気分は、野菜だな。 ここの野菜サンド……
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エレガントとふくよか。
食べ歩きジビーフはエレガントで、あか牛は、ふくよかだった。 京都「草喰 なかひがし」の中東さんと、熊本「アンティカ・ロカンダ・ミヤモト」の宮本さんによる、ジビーフと阿……
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京都「かね正」
京都のうなぎ茶漬け
食べ歩き , 日記今朝は、京都のうなぎ茶漬けをいただいた。 鴨川で獲れる川魚で、150年以上商いをされている店である。 ここのうなぎ茶漬けは、甘じょっぱいので、まず一切れ乗せて、……
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京都「炭火割烹いふき」
牛丼の極み。
食べ歩き新保さんが手当した、五産したという吉田牧場ブラウンスイスの肉を使った牛丼である。 普通の牛丼は、牛の味というより割下の味でご飯を食べさせる。 しかしこれは違う……
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東京にもこんな中華はありますか? <京都の平生>54
食べ歩き「東京にもこんなような中華はありますか?」 そう聞かれて、言葉が詰まった。 東京に町中華は数多くあるが、突き抜けた店がないからである。(かつての「よし町」が……
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京都「浜作」
鴨料理の多楽章
食べ歩きその鴨料理は、最初は静やかに、伸びやかな味わいで始まり、次第にクレッシェンドして、堂々たるフォルテシモで圧倒し、コーダでは、美しい余韻を残して消えていった。 1……
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京都「浜作」
てっさ。
食べ歩き「おじいさんがいうてました。この食べ方はお客さんに教えたらあかんと」。そう森川さんは言われた。 「浜作」のフグのお造りは他とは違う。 フグを寝かせることが多い。……
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京都「殿田」
真冬のけいらん <京都の平生>53
食べ歩き溶き卵が、うどんにしなだれる。 葛あんが、うどんにまとわりつく。 僕は、ふうふうと息をかけながら、すすり込む。 玉子の甘みがやってきて、出汁の旨味が広がり、その……
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京都「盛京亭」
かに玉の主役は誰か? <京都の平生>52
食べ歩きかに玉の主役は誰か? カニ肉? 否。 甘酢あん? 否。 それはこの「かに玉」を食べるとわかる。 主役は玉子であるから、やたらカニが威張っているのは困る。 カニ肉……
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