京都
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卒寿のラーメン。 <京都の平生>6
食べ歩き「写真を撮らせていただいてもいいですか」とお願いすると、武子さんは柔和な顔で笑われた。 料理を作り、運んでくる間は終始、しかめっ面だったので、どきりとした……
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京都「オステリア・イル・カント・デル・マッジオ」。
日記京都「オステリア・イル・カント・デル・マッジオ」。 当晩は、「まんまトスカーナ」である 自家製のプロシュート、サラーメ、ソップレッサータ。鶏レバーのクロステ……
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祇園「又吉」
日記祇園「又吉」。 7皿目のズワイガニ。 雪が笹にかかって、食べていくうちに溶け、春が来る。
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かぶら蒸し
日記祇園「千ひろ」。 菊姫大吟醸酒粕汁の途方もない包容力から始まった今宵の最後の一皿は、かぶら蒸しだった。 ひとさじすくった瞬間、かぶらのかぶらたる香りが顔を包……
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紅玉の魂
食べ歩き , 日記紅玉の、太く、豊かな甘みと柔らかな酸味が溶け合い、微かな苦味が香る。 そこには、大地の逞しさと太陽の大らかさが確かにあって、舌にねろりとしなだれかかるのだ。 ……
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この当たり前がなぜ東京にはないのか。
食べ歩き蒲鉾、三つ葉、厚焼き蒲鉾、木湯葉、板麸、煮つけ椎茸。昆布出汁が効いた、甘いつゆを、黒七味で引き締め、表面は柔くふんわりしていながら、芯がある、京女のようなうどん……
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伏木先生と話しましたんや
食べ歩き , 日記「伏木先生と話しましたんや。料理は化学では語れないものがあると」。 「そしたら先生も、そうだと言っていました」。 「ボタン押して、気がついたら料理ができる。……
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朝食はスリルだ。
食べ歩き , 寄稿記事外でとる朝食は、スリルだ。 なぜなら、普段は家で食べることの多い朝食が、外食という 非日常に替わるからである。たとえば広尾「栩翁S」で朝食をとれば、……
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旬の歳時記 グリンピース
食べ歩きそれは突き出しの小鉢だった。 若緑色のグリンピースが、微かに薄茶を帯びた出汁に浸かっている。 一粒二粒。 食べて言葉を失った。 豆が生き……
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なぜ韓国では、ニンニクと唐辛子が根付き、日本には根づかなかったのか。
食べ歩き , 日記韓国にはなぜ、ニンニクと唐辛子が根付き、日本には根づかなかったのか。 中東さんと話した。 彼が韓国で大根を炊いたとき。 柔らかくなるまで炊いても、全く味が……
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