四谷　たまる

「あんこう鍋」

• 東京,
• 和食,
• 白身魚,
• 割烹,
• 鍋なべなべ

荒木町に夜が忍び寄る。 路地の提灯が一つ、静かに点いた。 「あんこう鍋」と、墨痕鮮やかに書かれた文字が呼び寄せる。 かつてここは花街だった。 路地の右手は黒塀で……

京都「なかひがし」

僕は君を欲していたんだ。

• 和食,
• 割烹,
• 京都,
• 山菜　筍,
• キノコ,
• しる汁物

白味噌の甘みが、凍えた舌を抱きしめる。 喉に落ちいく汁は、隅々へと染み渡り、体をゆっくり溶かしていく。 猪口茸のぬめりが唇を舐め、日野菜の香りが鼻に抜ける。 ……

大井町「丸八」

シリーズ<いい店とは、会いたい人がいる店である＞vol３　

• 東京,
• とんかつ,
• 漬物

<いい店とは、会いたい人がいる店である＞シリーズ３ 「旦那、ご無沙汰しております。わざわざお越しいただきましたありがとうございます。雨が上がりまして、よご……

神田「まつや」

なんとしても飲まなきゃ。

• 東京,
• 和食,
• 鶏,
• 居酒屋,
• そば,
• 海藻

蕎麦を一枚、つつぅっと手繰って出るつもりで入ったが、また飲んでしまった。 何しろここは、11時に行こうが、昼過ぎにいこうが、なんとしても飲まなきゃという雰囲気に……

新発田「鮨　登喜和」

「ととまめ」

• 和食,
• 新潟,
• 魚卵　白子,
• すし

「ととまめ」と、新潟では呼ぶ。 塩蔵いくらをさっと茹でたものである。 魚の豆とはなんと可愛らしい名前だろう。 おそらく生臭みを嫌ってのことだろう。 昔はよく食べ……

静岡「成生」

桜エビ

• 静岡,
• 和食,
• 甲殻類,
• てんぷら

なんと繊細なのだろう。 かき揚げにせず、バラ揚げにした小さなエビ1尾1尾が、舌の上で跳ね躍る躍動感があって、エレガントな甘みが溢れでる。 人の手がかかっている……

四谷「北島亭1

北島亭12/13

• 東京,
• フランス料理,
• 鴨ほか鳥類,
• スープ,
• スィーツ

「キッシュ」と「かぼちゃのポタージュ」。 特段珍しくない料理だが、ここにきて食べれば、ああ、フランス料理を食べにきたという思いが募る。 キッシュはポワローの……

新潟　新発田「鮨　登喜和」

地方の寿司屋はこうでありたい。

• 白身魚,
• 新潟,
• すし

大きなブリのすべてを、握りが飲み込んでいた。 ブリの魅力は脂にある。 特に腹身の脂は、強い。 だが握りにすると、ややくどい。 そこで新発田「鮨　登喜和」の小林さ……

新発田「鮨　登喜和」12/12

• 白身魚,
• 魚介,
• 光り物,
• 新潟,
• 魚内蔵,
• 魚卵　白子,
• 甲殻類,
• すし

★鯛アラをを一週間干した出汁と鯛の身による茶碗蒸し。梅干し。 ★サワラ握り。の塩じきれいな脂。キリリとしている中に脂 ★サワラの腹干した造り  脂の……

表参道「宮坂」12/13

• 牛,
• 和食,
• 白身魚,
• 東京,
• 葉茎菜,
• 割烹,
• 野菜,
• 根菜,
• 赤身魚,
• ご飯料理,
• 干し魚,
• 甲殻類,
• 川魚　淡水魚,
• 果物,
• しる汁物,
• 和菓子

宮坂 ★うずみ豆腐   白味噌  胡麻豆腐 ★鯛 たけおか  マグロ中とろ ★蟹しんじょ椀   淡い ★たじまぐろ 牛肉 ★八寸を わかさぎ くも……