中国料理
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存在感があるのに
食べ歩き存在感があるのに存在がない。 その肉団子は、食感という気配を消していた。 歯を当てた瞬間に、ふわりと歯が吸い込まれる。 よく来たねと、いたわるように歯を包……
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本日の昼ご飯は
日記本日の昼ご飯は、豚こまと万能ネギ、ピーマンのカレー炒飯。 豚こまを炒め、カレー香に埋没しないよう、醤油と紹興酒、少量の砂糖で味付けしておくのがいいと思う。……
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かに玉が
食べ歩きかに玉が、蟹姿であったのは偶然で、食べれば今まで食べたどのかに玉とも違うのだが、どのかに玉より、素晴らしく「かに玉」なのであった。 玉子は甘みを主張せずに、蟹……
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赤坂「うずまき」
安寧と興奮が、交互に訪れた夜。
食べ歩き揚げられ蒸され、宮保ソースをかけられた京蕪は、カブを気遣い、対話をしながら火を入れられたものだけが持つ、神々しさに満ちていた。 そっと歯を入れると、滋味が滲み出……
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大発見をした
食べ歩き大発見をした。 君は、街の中華そば屋に入り、汁麺と焼きそばのどちらにしようか悩むことがないか? ラーメンにしようか、五目焼きそばにしようか。タンメンもいいな……
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銀座「マルティグラ」神田「味坊」
フライドポテトが言う
食べ歩きフライドポテトが言う。 俺たちは野性なんだよと。 冷たい油の中で、マージョラム、セージ、ローズマリーやニンニクと共に、ゆっくりと熱せられた芋は、歯の間でガリッ、……
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米が言っている
食べ歩き米が言っている。 これが焼き飯であると。 米一粒一粒が満遍なく、しっかりと焼けていて、わずかな、それも少しだけ焦げた醤油をまとっている。 レンゲで口に運べ……
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センマイといえば
食べ歩きセンマイといえば、細く切ったセンマイ刺しの、コリッとした食感しか知らなかった。 しかしこれはどうしたことだろう。 幅2㌢ほどに切られたセンマイは、ふわりと歯……
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「絹笠茸の玉子ね」
食べ歩き「絹笠茸の玉子ね」。 いや茸に胞子はあっても玉子はないでしょう。 いやそうではない。絹笠茸が開く前の小さい、蕾の状態をしたものを、玉子と呼ぶのだそうである。……
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忠孝小吃
食べ歩き忠孝通りにある「忠孝小吃」のシェフと。 まあ、シェフといっても一人しかいないのだけどね。 旦那さん作る。奥さん運ぶ。 観光客なし。現地の客のみ。 高雄在……
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