東京
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吉祥寺「雲蓉」
てれんてれん。
食べ歩きとろっとろである。 てれんてれんである。 料理名は、豚足と白花豆と昆布のスープ「老媽蹄花」という。 長時間煮込まれた豚足は、箸を入れた瞬間にほろりと崩れ、噛む必……
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元赤坂「辻留」
煮物椀三題 その一
食べ歩き煮物椀三題 その一 一月は、「辻留のお正月」と題して、祝いの料理が出される。 煮物椀も、雑煮である。 裏千家のお初釜で供される雑煮と、同じ仕立てだという。 つゆ……
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春日「ツムラ」
綺麗な肌が、上唇に触れる瞬間が好きなのだ。
食べ歩きこの店のオムライスは、いわゆるたんぽぽ風である。 それこそシワひとつない美しいオムレツが、ケチャップライスに乗ってくる。 皿には、デミグラスソースやキノコクリ……
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四谷「大はら」
「ありがとう」。
食べ歩きその饅頭は、唇に優しく触れると、はらりと舞い散った。 はかない。 はかないが、百合根が持つ優美な甘みが次第に膨らんで、心を温める。 中から、煮穴子が顔を出した……
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東京とんかつ会議194市ヶ谷「うちの」上ロースカツ定食(えごま三元豚)1410円
とんかつ会議東京とんかつ会議194市ヶ谷「うちの」上ロースカツ定食(えごま三元豚)1410円 【肉2衣2油2キャベツ2ソース2ご飯2味噌汁2お新香2特記なし合計16点……
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浅草「並木薮」
天ぬきで飲む酒は、永遠を運んでくる。
食べ歩き天抜きが運ばれたらまずは、熱い汁をすこうし飲み、燗酒をすする。 熱い汁とぬるい酒が抱擁し、心を溶きほぐす。 次に、汁が染みたかき揚げを、ひとかじり。 すかさず燗……
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渋谷「カツオ食堂」
かつおちゃん
食べ歩き「もう5年間も毎日削っていたので、筋肉がついちゃいました」。 そう言って、かつおちゃんは笑われた。 鰹節をごはんにかけた、いわゆるねこまんまの素晴らしさを知っ……
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ペチュキムチは、縦に手で裂いた方がうまい。
食べ歩きペチュキムチは、縦に手で裂いた方がうまい。 包丁で横に切ったものと食べ比べるとわかるが、包丁の方はなぜかよそよそしい味になつてしまう。 一方縦裂きは、芯と歯……
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虎ノ門横丁「香港焼味璃宮」
青菜炒めを腐乳でお願い
食べ歩き「青菜炒めを腐乳でお願い」。 席につくなり頼むと、しばらくしてスープが運ばれた。 鶏のもみじと豚スペアリブのスープである。 コラーゲンの甘みが溶け込んだ、淡い味……
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新宿「イル・ラート」
季節を表すスープ。
食べ歩き6月に飲んだスープは、オレンジ色だった、 12月の初めに飲んだスープは、薄茶色だった。 12月の終わりに飲んだスープは、こげ茶だった。 「イル・ラート」の「ミ……
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