京都
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<夏の到来を伝える料理>
食べ歩き「きゅうりの酢の物をきちんと作る。高野豆腐や麩を正しく炊く。それができない料理屋や若い料理人が、多くなりました」。そう「浜作」のご主人、森川さんは言われた。 ……
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京都でハシゴ酒 <京都の平生>32
食べ歩き昨夜は、「ますだ」から「赤垣屋」、「うえと」とハシゴ。 「ますだ」の、包丁技がいい。 おからは、青菜、人参などがそれぞれの必然で極微塵、茎若布も、細く細く切……
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我々への思いやり
食べ歩き揚げ出し豆腐を箸で割ると、豆腐の白い肌が現れた。 その途端、ふわりと豆の甘い香りが漂って、鼻先をくすぐる。 それは、「まだ食べないで」と、焦らすようであり、……
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主役は太刀魚
日記一瞬ウニに目をとらわれるが、主役は太刀魚である。 生で食べるいたいけな太刀魚の気配を残しつつ、加熱されて淡い甘みを膨らませた太刀魚の両方がそこにいる。 その……
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京都にしぶち飯店2/12
日記京都にしぶち飯店2/12 西渕さんの作る料理は優しい。京都のたおやかな野菜の甘みを生かし、繊細な魚の十味をそっと持ち上げる。おそらくベースとなる上湯も、旨味を……
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「蛸八」で軽くつまむ
日記昨夜は、新京極近くの「蛸八」で軽くつまむ。 ご夫婦二人で切り盛りされる、カウンターだけの小体な割烹である。 6日ぶりのアルコールに、肝臓もびっくりしただろう……
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底が見えぬほど深い
食べ歩き底が見えぬほどに、コク深い。 しかし凄みは見せずに、穏やかにある。 まったり。 汁は、軽くなく、重くなく、薄くなく、濃くもない。 地平の彼方までまろやか……
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駅弁勝負第66回
駅弁駅弁勝負第58回 負けた。今回は完璧に負けた。 京都から東京へと向かう新幹線車中である。 京都駅で駅弁を買う。 “駅弁勝負師”としては、食べ……
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御料理 はやし1/29
食べ歩き御料理 はやし1/29 こちらのカウンターが好きだ。 やや古びた7席のカウンターの前にはご主人と若い衆が二人たち。次々と料理と酒が出される。 客席は、肘掛……
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あんかけうどん <京都の平生>31
食べ歩き「何も入ってないじゃないか」 これが今から30年前に京都で「あんかけうどん」が運ばれて来たときの印象である。 京都の「あんかけうどん」と言えば、生姜……
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