和食
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三越前「バー松」
蜜の味。
食べ歩き夜10時半からのカツ丼、蜜の味。 玉子が、カツが、汁のしみたご飯が、夕食逃しの五臓六腑に染み渡る。 ついでにだし巻き玉子も頼んでしまった。 「バー松」にて、「……
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銀座「大夢」
羅臼。
食べ歩きこの先、これ以上のお椀に出会うことは、一生ないかもしれない。そう思うと、涙が滲んだ。今後出回ることないかもしれない、羅臼の天然昆布黒走の一等を使ったお椀である……
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大森海岸「お座敷洋食 入舟」
洋食屋の真理。
食べ歩きカリッ、ザクッ! アジフライを噛んだ瞬間、お座敷に音が鳴り響いた。 最強のアジフライである。 アジフライといえば、銀座の「きく」、京橋の「松輪」、閉店した広尾……
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小岩「みつよし」
幸せな物語。
食べ歩き小岩に「みつよし」という、小さな焼きとん屋がある。 店を始めて、まだ2年だという店主は、まだ若く、爽やかなイケメンである。 実はこの店の歴史は長い。 だが半世……
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銀座「すきやばし次郎」
今月の次郎 酢飯のおいしさを最も生かすのは。
食べ歩き今月の次郎。230830 台風一過、お盆も過ぎて、夏の魚たちが生き生きと爆ぜていた。 いつも特別に素晴らしいアジは、繊維など一切なきかのような滑らかな肉体に、……
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シメご飯 蒸しウニと枝豆ご飯
シメご飯 , 食べ歩き銀座「大夢」8月の締めご飯 ★利尻 蒸しウニと枝豆ご飯 運ばれてまず顔を包むのは、豆の香りである。 青甘い香りが、ふわりと鼻にそよぐ。 その中にあって、ウニは……
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和歌山「山伏そば」
山の蕎麦屋がやってくる。
食べ歩き雲の中で蕎麦を食べた。 店は霧に包まれ、山間を流れゆく雲を見ながらそばをたぐる。 冷涼な空気の中で、そばは生き生きとして、草のような香りを放ち、微かな甘みを滲……
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名古屋「とんかつ@」
「とんかつ@」
食べ歩き名古屋に新しいとんかつ屋が誕生した。 名を「とんかつ@」という。 実は、不肖マッキー牧元が、プロデュースさせてもらった。 東京とんかつ会議に参加し、全国300……
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富山東岩瀬「ふじ居」にて
鮑と大きさ。
食べ歩き蒸し鮑というものは、切った大きさが肝要である。 つまり噛んだときに、最大限の美味しさを発揮する大きさとはなにかということではないだろうか。 「黒部の鮑です」。……
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金沢「片折」にて。
海の豊穣が押し寄せる。
食べ歩き漆黒の椀に、豊穣が満ちていた。 その日の出汁は、いつもより少し昆布が強いようだった。 やがてお椀が運ばれる。 「能登鮑と玉子豆腐の椀になります」。 蓋を開ける……
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