和食
(1463件)-

お粥の胆力。
食べ歩き噛むのか噛まないのか。 そこを考えさせないお粥はエライ。 うまいのかどうか・ そこをあまり考えさせないところもエライ。 食べて出るのは言葉ではなく、充足のため……
続きを読む -

950円定食
食べ歩き950円定食。 新宿御苑前のいまゐ。 開店10分前に行かねば入れぬ人気店。グンと脂のった銀むつ、甘辛いながら品のいい煮汁のおいしいこと。赤と緑万願寺……
続きを読む -

赤坂「きた福」へ
食べ歩き赤坂「きた福」へ 11/1に開店したばかりの店だ。 札幌「花咲」の親父とその料理に心酔し、その技を伝承すべく東京で展開する。 恐らく東京で唯一、活きタラバ……
続きを読む -

蟹の心臓を
食べ歩き蟹の心臓を食べたことがありますか? 蟹のふんどし裏の胴体をたべたことがありますか? 脱皮前の甲羅を食べたことがありますか? 一昨日赤坂に開店した「きた福」……
続きを読む -

自然への畏敬。
食べ歩き京都「なかひがし」で土瓶蒸しが出された。 岩魚と松茸、蕪の土瓶蒸しである。一口すすって、ほうっと顔が緩む。 自然なのである。 岩魚と松茸の香りが、自然のなりわ……
続きを読む -

恐らく30歳半ばか
食べ歩き恐らく30歳半ばか。 律儀な青年は、今年五月、中野坂上の住宅街の細い路地に、看板もない店を構えた。 「らすとらあだ」 なぜそば屋にイタリア語をつけたのか、……
続きを読む -

軽井沢「招福楼」閉店
なにもしてません。
「なにもしてません。炊きたてのご飯です。うちのご飯が柔らかいんは、固いと、今までお出した料理の流れから浮いてしまうからなんです」。 そう言ってご主人は、微笑ん……
続きを読む -

大阪「柏屋 嘉翠庵」
甘鯛は恋をしていた。
食べ歩き甘鯛は恋をしていた。 艶っぽさがむんっと匂って、鼻腔にしなだれかかる。 旨味がカーブを描いて迫ってくる。 若狭焼が乙女なら、こいつは酸いも甘いもかみ分けて、流……
続きを読む -

アサリの一人鍋。
食べ歩き浅蜊の酒蒸しは、一人で食べるに限る。 例えば「神田藪」のそば前に、「浅蜊酒蒸し」を頼む。 小鍋の酒風呂に浸かった浅蜊が、一個また一個と殻を開けていく。 浅蜊を……
続きを読む -

おむすび。
食べ歩き四ツ谷「萬屋おかげさん」の名物は、銘酒と絶妙な肴と、締めに出される塩おにぎりである。 それは米粒が艶々と輝いて、早く食べろと誘ってくる。 ごくっ。 思わず喉が……
続きを読む