おいしい日記
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米は生きていた。
米は生きていた。 一粒一粒が意思を持って、口の中で舞い踊る。 玉子炒飯なのだが、玉子はまったく視認できない。 玉子は油と一体化し、二千粒の米一粒一粒を均等……
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苺が届いた。
「着いたらその日に、洗わずに食べてください」とメッセージが添えられて、苺が届いた。 ふたを開けた途端に、芳しい空気が漂って、苺畑になった。 いつも苺は、ヘタ……
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ミニカツカレー
荒木町「ちゃわんぶ」の締めとして。ミニカツカレーを作ってみた
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アジである。
アジである。 口の中に入れると、酢飯と舞いながら、溶けるように消えていく。 歯はアジの肢体に包まれながらも、繊維などなきかのように滑らかで、品のいい脂を広げ……
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晩冬の鯖
晩冬の鯖ほど色っぽいものはない。 すきやばし次郎にて。……
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<食べることは殺すことから始まるVOL2>
<食べることは殺すことから始まるVOL2> 滋賀食肉センターを見学させていただき、素直に思ったことを書こうと思う。 (またここから先は、直接的表現……
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<食べることは殺すことから始まるVOL1>
食べ歩き食べるという行為は、殺すことから始まる。 動物や植物という他の生物の命を絶って、我々人間は生き延びている。 しかし現代においてこの摂理は、直裁的に感……
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ありがとう。これが一番の薬や
食べ歩き「私を撮るの? 恥ずかしいわあ。べっぴんさんに撮ってね」。 森岡清さん87歳、梅田食道街「森清」のお母さんである。 若い頃は、薗佳代子に似てると言われ、その……
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「パァー」。
前列向かって左から 浅井さん、少し照れた、まだ吹っ切りが足りない やぁー! というより「ヤッ」 巨匠、 虚空を見ながら、煩悩を捨て切った、かなりいっちゃてい……
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高知「安兵衛」
危険な餃子
食べ歩き危険な餃子である。 腹一杯夕飯を食べていても「ちょっと寄ってこか」と店に入ると、一人前でやめられず、たちどころに3人前は食べてしまう。 魅力は、軽やかさである。……
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