おいしい日記
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サ変活用動詞、古文的終止形
日記サ変活用動詞、古文的終止形 。 そうか、やはり「増す」のか、と感慨に耽る。 それは、「百円増すが、あなたは本当にいいのか? その覚悟はあるのか」と、問うてい……
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懐かしさと慈愛を抱擁した乳
食べ歩き一口で食べた。 ラビオリの皮は、歯と歯の間でかすかな抵抗を見せただけで消えていく。 その瞬間、乳がこぼれた。 甘い香りの中に懐かしさと慈愛を抱擁した、乳が……
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なぜ僕らはこういう料理を大切にしなくなったのだろう。
食べ歩きなぜ僕らはこういう料理を大切にしなくなったのだろう。 高級食材や珍味を喜び、インスタ映えに走り、ご馳走を食べたことを自慢するようになったのだろう。 舞い……
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タコの桜煮
食べ歩き寿司屋のつまみに、タコの桜煮が登場することが多い。 どこでもおいしいものだが、中でもこれは上質だなあと感じるものに出くわすことがある。 この料理は、タコ……
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シャキシャキシャキ。
食べ歩きシャキシャキシャキ。 ネギが叫び、エキスが弾け飛ぶ。 シャキシャキニュルリ、 ネギの甘いオネバが手を伸ばす。 シャキシャキとろん。 ネギのとろんと……
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このパスタは世界を救うかもしれない。
日記このパスタは世界を救うかもしれない。 ことに、世界中から最高のオーガニック食品を集めた「ホールフーズ」の豆で作ったパスタを食べたことがある人なら、なおさらそう……
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<半チャンラーメンが頼めない>
食べ歩き<半チャンラーメンが頼めない> 街のラーメン屋に入って、悩まない人を尊敬したい。 中華そばか焼きそばか、ニラレバかタンメンか、餃子か中華丼か、僕の……
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白トリュフ
食べ歩き白トリュフというものは、人を陶酔させる官能的なエッセンスがあるが、同時に扇情的な要素もある。 隠微な香りを揺らめかせて、感情を焦らすような気分もあれば、脳幹を……
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もし近所にあれば、毎週通う
食べ歩きもし近所にあれば、毎週通うに違いない。 七尾の「幸寿司」である。 地の魚握りが3500円。 酢飯はふわりと握られ、どの寿司もさ醤油をつけないよう、味が乗せ……
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危険な炒飯
食べ歩きラーメンを二杯食べというのに、炒飯を口に運ぶレンゲが止められない。 玉子は甘くふわふわで、米は油をまといながら、パラパラと舞う。 そこへラーメンダレの深いう……
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