おいしい日記
-
エレガントなマグロ
食べ歩きエレガントなマグロだった。 口に入れると、繊維などなきかのように崩れ始め、酢飯と抱き合う。 その時、噛むのではなく舌の上に乗せたまま、そおっと上顎に押し当て……
続きを読む -
生ハム食べ比べ会
やぁ!昨夜はコロナウイルスにめげず、40人のイベントをブリアンツァで断行した。 生ハム食べ比べ会と銘打ったが、それは一皿だけで、内蔵煮込み料理オンパレード。 ……
続きを読む -
敦煌2/27
敦煌2/27 つぼみ菜の白和え 大根餅 たらの揚げ物 腸詰 白菜と干し貝柱の炒め物 水餃子 ……
続きを読む -
一生食べられない
3年先まで予約は埋まり、それから先は、予約を取らないという。 ということは、もう誰も、一生食べられないじゃないか。 だがその原因を作ったのは、僕である。……
続きを読む -
青唐辛子ナンプラー
「目玉焼きと焼き鳥用に作りました」と商品には書いてある。 愛する変態さとうこうじさんが作った、「惣菜ともんじゃさとう」の青唐辛子ナンプラーである。 いざ試さ……
続きを読む -
「言うに(結う)に言われず、解くに(とくに)解けず」
食べ歩き留椀の前には珍しく、酢の物でなく和物が出された。 「田芹とはりはり大根、とり貝の胡麻和え」である。 鳥貝と大根は、田芹の細さに合わせて同寸に切られ、和えられ……
続きを読む -
無調味、無漂白、無添加
ご飯を掻きこむ、箸が止まらない。 ご飯喚起力の強い料理というのは、大抵しょっぱく味が濃いものである。 しかしこれは違う。 ご飯の上に乗るのは、しらすと……
続きを読む -
グリーンカレーいなり寿司
どこから見ても、フツーのいなり寿司である。 しかし食べると、タイが忍び寄る。 日本から離れるわけではない。 日本人としてのいなり寿司への郷愁はそのままに、……
続きを読む -
米は生きていた。
米は生きていた。 一粒一粒が意思を持って、口の中で舞い踊る。 玉子炒飯なのだが、玉子はまったく視認できない。 玉子は油と一体化し、二千粒の米一粒一粒を均等……
続きを読む -
苺が届いた。
「着いたらその日に、洗わずに食べてください」とメッセージが添えられて、苺が届いた。 ふたを開けた途端に、芳しい空気が漂って、苺畑になった。 いつも苺は、ヘタ……
続きを読む