食べ歩き
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銀座「エスキス」
勢い。
食べ歩き日本人なら松茸は、香りを立たせるためにもっと加熱をするかもしれない。 しかし「エスキス」のリオネルシェフは、わずかな火入れに止めおいた。 噛むと、澄んだ体液が……
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山奥の精.
食べ歩き山奥の精が爆発した。 余呉「徳山鮨」で出された天然舞茸の天ぷらは、噛むほどに生きている、生きていると叫ぶ。 噛むほどに味がたたみかけ、おびただしい茸の香り……
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亀戸「メゼババ」
そのレバーは清く、澄んでいた
食べ歩きそのレバーは、清く、澄んだ味がした。 ぐっと歯が入ると、甘みがそっとこぼれる。 微かな微かな鉄分を感じさせながらも、加熱されているのに、微塵も雑味がない。 血の……
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パチン、パチンッ。
食べ歩きパチン、パチンッ。 どん栗が地に落ち、割れる音が響く。 澄んだ風が頬を撫でる。 木々の香りが、鼻腔をくすぐる。 緑と青空が眼前に広がる。 肌で季節を感……
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海老フライ東西対決
食べ歩き , 寄稿記事門上様、海老フライは子供の頃より大好物でありました。 親に連れられて洋食屋に行くと、海老フライばかりを頼む、生意気なガキでして、ほのかな海老甘さとタルタルソー……
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愛と精緻と
食べ歩き愛と精緻と、色気に溢れた料理は、何皿出されても飽くことなく、心をふるわせ続ける。 寄せたピュアホワイトは、ヨシエビのそぼろとほうれん草が乗せられ、振り柚子がさ……
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タベアルキストの不遇
食べ歩きタベアルキをしていると、よくあることである。 ある人をして、「今まで食べた鰻の中で最高」と、言わしめた田代屋へ、尾張瀬戸まで来たのに、臨時休業の紙が貼られてい……
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料理とはこういうことなのか。
食べ歩き揚げ銀杏である。 下に敷かれしはカカオ。上にかかりしは昆布茶。 銀杏のほろ苦みとカカオの苦み、昆布茶のうま味と銀杏のほろ甘み。すべてが繋がって、銀杏の個性を……
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標高1000mの朝食。
食べ歩き竃炊き御飯に、菜っ葉とタマネギの味噌汁。 野菜の煮物にそば豆腐。煮ジャガにキャベツと昆布の和え物。 味噌味のとろろ芋と鶏の味噌漬け焼き。お新香に伊勢の里の番……
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愛情の深さ
食べ歩きなんどもなんども魚と話したのだろう。 お前の良さはどこにある? 世間で語られている魅力以外に隠しているものはない? スジアラはマッチョな魚である。 筋……
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