「葱末肝片」。

• 東京,
• 中国料理,
• 内臓

熱々のレバーに、歯が優しく入っていった。 その途端、ネギの香りが爆発して、鼻に抜けていく。 レバーの鉄分が追いかけて、優雅にネギの香りと溶け合う。 うっと……

そばが恋しくなる

• そば

海外に行っても帰って来ても、日本食が食べたくはならない。 という話を書いたが、実は例外がある。 成田や羽田に降り立つと、そばが恋しくなるのである。 ……

「隠れ家紀行」

「隠れ家紀行」の連載を始めた八年前、隠れ家は世にも希な存在だった。 人知れずという表現のままに、闇に潜み、一部の人だけの楽しみだった。 お客は常連かその連れ。……

「蜀郷香」の菜単

• 東京,
• 中国料理,
• ジビエ

3月末四谷「蜀郷香」の菜単 ホタルイカと干し大根 スナップエンドウとヒラスズキオレンジの皮煮 牛スネ肉と牛胃袋の煮込み　たけのこ干し貝柱煮込み 蛤豆豉煮……

山奥の澄んだ風の香りが漂って来た。

• 東京,
• 豚,
• イタリア料理,
• 内臓,
• パスタ,
• スープ

食べた瞬間に、住んでいる人の息遣いが聞こえた。 山奥の澄んだ風の香りが漂って来た。 緑と山に囲まれたトレンティーノ＝アルドアディジェには、行ったこと……

趙楊さんのスープを受け継ぐのは、菊島シェフしかいない。

• 東京,
• 中国料理,
• スープ

その滋養の一滴一滴が、舌を流れて喉に落ち、体の細胞へ染み渡っていく。 もう言葉はいらない。 「ふうっ」と一息、充足のため息を吐けばいいのさ。 趙楊……

6.5日で30軒

• アメリカ

食べた。6.5日で30軒食べ歩いた。その全記録。 舞ちゃんから「私は自分が相当な食いしん坊だと思っていたけど、マッキーさんにあってからまだ足りんと思った」とい……

レバノンくせになりそう。

• 羊　ヤギ,
• 豆,
• アメリカ,
• 中近東料理,
• スープ

そのうっすらと茶色味を帯びた、白いペーストを、ひと舐めした瞬間、心が溶けた。 アメリカ、フランス、ロシア、ギリシャ、ポーランド、メキシコ、チャイナとき……

おばあちゃんの名前

• 朝食,
• アメリカ,
• パン　サンドイッチ　

「GERTIE」という店名は、おばあちゃんの名前だったという。 ここはブルクッリンのジューイッシュカフェである。 各種パンも全て焼いている。 ブルックリン……

深夜のラーメン

• 和食,
• カレー,
• ポテトサラダ,
• ラーメン,
• パン　サンドイッチ　

深夜のラーメン、カレーライス、カツサンド、そしてポテサラ。 蜜の味。 禁断の調味料を差し引いても、これがどれもうまいと来たもんだ。マンハッタン、12……