八戸 あきら

参りました。

食べ歩き ,

知り合いしか予約が取れない。
オマカセにも、入っていない。
そんな店は、東京に多くある。
しかし八戸にもあったとは、知らなんだ。
しかも見た目は、普通の居酒屋である。
年配の女性3人でやられている、居酒屋である。
しかし食べ始めてわかった。
支払って、わかった。
お母さんが作る料理は、どれも優しい。
サービスは、温かい。
唐辛子が少し効いた「ヒイカの煮物(うまがったあ)」。
盛り沢山の「馬刺し」と「なまこ」ときて、刺身盛り合わせである。
大量のツマをその場で作り、様々な魚が盛られている。
しかもどれも脂がのっていて、質が高いときたもんだ。
イカ、ゲソ、ひらめ、シマアジ、カンパチ、ハマチ、イワシ、キンメ、ヒラメのエンガワ、カツオ、大間マグロの赤身と中トロ。
これで八仙を飲む。どんと飲む。
続いては、もつ煮込み。
小鉢じゃないよ、鉄鍋に入れらてドーンと来る。
この辺りでお腹が膨れてきて、「あとは何が出るの?」と、聞けば、
「お母さんが作った、ナスの辛い炒めもん、これうまいよぉ〜。後はすき焼きだぁ」。
「すき焼きは小さくしてもらおうかな」。
「すき焼き小さくね。わかった」。
やがてナスが大皿で運ばれた。
すいません。食べきれません。
そしてすき焼き。
これで小さいの?
鍋の上で牛肉がそびえている。
割下具合良く、サシがそんなに入ってないから、結構食べられるのだよ。
そして締めはすき焼き雑炊。
これまたすごい量である。
お勘定はと聞けば、酒は持ち込みだけど、1人4千円。
今どきありえません。