香箱蟹のケジャンの食べ方。

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富山「御料理 ふじ居」 香箱蟹のケジャンの食べ方。
1. 浸かった蟹とにらめっこする。
2. 薄茶色に染まった肉体、内子、ミソ、外子を眺め、舌なめずりする。
3. つけ汁そ味そのままな外子のプチプチとした食感を楽しみ、次につけ汁を取り込んだ肉体が舌にてれんとしなだれる感触に触れ、濃密な内子やミソの味わいがつけ汁と抱き合った味にのけぞる。
4. すかさず燗酒。満寿泉の純米ぬる燗がオススメ。
5. 燗酒の甘みとケジャンの出会いに、笑う。
6. 銀シャリをよそってもらい、ケジャンをご飯にかける。
7. 外子はアクセントなので少なめに、内子と肉体を中心にして盛る(甲羅に少し肉体と内子を残しておくこと)。
8. ケジャンのエロい味わいを受け止めるご飯の甘みに、大笑い。
9. 次にご飯とかけたケジャンを、入念に混ぜて食べ、むせび泣く。
10. 甲羅に残した内子と肉体にご飯を投入する。
11. よくよく混ぜに混ぜて、ご飯と酔っ払い蟹の渾然一体に酔い、これで燗酒を飲む。
12. さらに白いご飯を少し茶碗に盛ってもらう。
13. 甲羅内の蟹混ぜご飯を白いご飯に餡としてかける。
14. 蟹混ぜご飯と銀シャリのコントラストを楽しみ、別れゆく悲しさに涙しながら、箸を置く。