還暦の祝い 2015.03.09 食べ歩き , 東京 , 和食 , 白身魚 , 割烹 Tweet 還暦の祝いで、湯木さんが「かぶと焼き」を用意してくださった。 まだ大海の中で、生きていかんとしているような気配を残した、見事な火の通しでで、鯛は舌の上で爆ぜる。 しっとりと脂が乗って、しなやかに甘い。 地の甘辛さと抱き合いながら、ぐんぐん味が膨らんでいく。 そこへロマネサンヴィヴァンをそっと流し込む。 するとどうだろう. 薄桃色の鯛が、赤く赤く染まって艶を増す。 ありがとうございました。 「吉兆」にて。