荻窪「有いち」 2011.04.24 食べ歩き , 東京 , 割烹 , 山菜 筍 Tweet 荻窪「有いち」。 白筍の純真な甘み、稚にしん寿司のつたない香り、 赤貝のびると分葱のぬた、黒メバル煮つけの味の染み具合。 酒が進んで、二人で9合は飲んだか。 〆は、あんかけ飯。 春が、ご飯の上で喜んでいる。 生を受けた感謝を、溌剌と放っている。 春の淡さと苦みを、甘いご飯と上澄みのダシが優しく受け止める。 なんとも心地よく、 陽だまりが、喉奥と胃袋に居座って、ポッと温め、 幸せが満ちていく。 御馳走様。