銀座「大夢」 筍ご飯。 2025.04.17 食べ歩き , シメご飯 , 東京 , 和食 , ご飯料理 , 山菜 筍 , Tweet 黄瀬戸の角皿に、汁を帯びた筍の皮が屹立していた。 皿の隅には、木の芽が一つ落ちている。 皮を持ち上げると、木の芽がどっさり現れた。 パンッ。 掌にとり、打ち付けて香りを出す。 「出汁ご飯」が運ばれた。 その上に木の芽をのせていただくのである。 薄茶色の出汁ご飯に、新緑が映える。 刺激的な香りを吸い込みながら、出汁のまるい香りが漂うご飯をいただいていく。 木の芽と出汁とご飯。 互いが互いに敬意を払っているような、美しいおいしさがそこにはあった。 銀座「大夢」にて。