熱いのに 2013.10.01 食べ歩き , 東京 , 果菜 , イタリア料理 Tweet 熱いのに、生のキュウリを齧ったようなみずみずしさがほとばしるなんて。 「ガリッ」と音は立たないけど、まだキュウリは生きている。 生の時と変わらぬジュースを含んで、甘さが引き出されている。 同じ瓜科の野菜のように、締まったスポンジのような体に、じっとりと養分を含んでいる。 ポワロー、茄子、パプリカもおいしかったが、キュウリの存在感は頭抜けていた。 徳島のキュウリが持つ胆力と、薪火の火力が出会った、小さな奇跡。 赤坂「ヴァッカロッサ」。