揚げ肉団子は、外と中側の食感の対比が、大きければ大きいほどいい。
ガリッと表皮を歯で突き破ると、ふんわりと肉団子に抱かれていく。
たくましき女性の内に見る慈愛のように、惚れてしまう。
しかもこれは佐助豚だから。優しい甘みに溢れている。
この中の柔らかさを出すには、ひき肉を同じ方向、同じ速度で、こねていかなくてはいけない。
しかも空気が抜けてしまうから、出来るだけ揚げる事前に練り終わらなければならない。
ああ。毎月食べたいなあ。
赤阪トゥーランドット臥龍居にて。
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