東京とんかつ会議67目黒「かつ壱」上ロースかつ定食

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東京とんかつ会議67目黒「かつ壱」上ロースかつ定食
【肉2油3衣2キャベツ3ソース2御飯2味噌汁2お新香3特記なし合計19点】各項目3点特記1点総計25点満点 

目黒西口には、人気のとんかつ屋が三軒ある。老舗格の「とんき」、そして。権之助坂を下がった場所には「大宝」、駅前にはこの「かつ壱」である。西口から半径400以内に人気の三店がある駅は珍しい。
 「とんき」の創業は昭和14年。この「かつ壱」も今年で30年になるという店で、昼時は列が出来、それも男女半々という人気である。お客さんの誰もがとんかつへの思い込めて席に座り、一心不乱に食べている。いかにも街の人々に愛されっるとんかつ屋という雰囲気があって、こういう店は好きだなあ。
 特徴は高温気味で揚げられた衣だろう。中粗の衣は、噛むと「ガリッ」と痛快な音を立て、ラードの甘い香りを放ちながら弾けていく。衣が少し威張っているとんかつなので、並やランチのとんかつやヒレより、上ロースカツが最も合う。高温系なので、油キレはすこぶる良く、またそれなのに衣のはがれは少ない。肉はブランド豚と比べると、きめの細やかさや肉汁の量がやや劣るが、この価格帯では必要にして十分。上等である。
キャベツは甘くふんわりと高く盛られておいしい。お新香は、大根と胡瓜の糠漬け、酸味が程よく、とんかつの合の手としてこれまた必要にして十分である。ご飯も最上ではないが甘く香り、ソースも濃すぎないほどの良さがある。 
味噌汁は合わせ味噌のシジミ。せっかくのシジミの味わいが弱かったのが惜しいが、脇役陣のレベルも高く、人気の理由がうかがえる。