東京とんかつ会議 85回 殿堂入り審議 芝大門「のもと家」の特撰ロースかつ定食1500円

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東京とんかつ会議85回 殿堂入り審議
芝大門「のもと家」の特撰ロースかつ定食1500円
【肉3衣3油3キャベツ3ソース2御飯2味噌汁2お新香3 特記昼のロースカツ定食計22点】

サラリーマンが多い場所柄もあるが、ご主人のとんかつに対する真摯な思いが響いているのだろう。昼時に出かけたが、開店前から行列ができている。
今回は昼の「ロースカツ定食」千円を食べてみて、改めてその思いを強くした。肉の質といい脇役陣といい、千円の質が実に高い。都内の千円で食べられるとんかつでは群を抜いていて、千円でもいいものを出そうという、ご主人のとんかつへの愛を感じた。
議題の「特選ロースカツ」は「ロースカツ」よりも肉がきめ細かく味が濃い。これもまたお値打ちで、とんかつを食べる醍醐味を十二分に伝えてくれる。サクサク弾ける中粗の衣も痛快、油切れもいい。前回は、衣がやや勝ちすぎている感があったが、今回は肉とのバランスがとれて、とてもいいとんかつになっていた。ただもう少しラードにコクがあれば、よりおいくなるだろうと、感じられた。
キャベツはみずみずしく、豚カツの味を一旦切る柚子大根のお新香も健在、ソースはやや甘め、御飯もいい。豚汁自体はおいしいが、ごま油の香りがとんかつとぶつかりくどくなるような気がした。
とんかつへの調味料も、茎わさび、とんかつ醤油、自分で擦るゴマとサービス十分。だが一度始めたものをやめるには勇気がいるかも知れないが、この優れたとんかつには、塩とソースだけで十分ではないだろうか2016