京都「仁修楼」

春の炒飯。

食べ歩き ,

★春天炒香苗
春の炒飯。筍、絹さや、桜エビ、一旦油通しした干し貝柱。
口に運ぶと、ハラハラと米が舞って、様々な春の香りが、立ち上がる。
桜海老の香りがまず立って、絹さやの青い香りが追いかける。
噛んでいくと、米と卵が手を繋いだ優しい甘みがきて、筍のはかない甘みが来る。
レンゲに乗せる時、筍を二つ乗せたり、乗せなかったりすると、面白い。
口の中に吹き込んだ春風を、胸に溜めて、笑顔を作る。