旬の歳時記 空心菜7*9 2012.07.18 食べ歩き , 東京 , 葉茎菜 , 中国料理 Tweet 「彩雲瑞」の空心菜の炒めは、命の露が漲っていた。 香りが弾け、青々しいうまみが凝縮されている。 聞けば、余分な水分が入らぬよう、洗ってから一時間置き、炒めたという。 それだけではない。味を最善に引き出さすように切る技、火加減、にんにく、塩、酒、スープの加減、蓋を閉める時間など、細心の注意を払われた結実が生んだ、味の凝縮なのだろう。 シンプルな空心菜炒めの芯に、「料理」の意味が燃えていた。