料理とはこういうことなのか。

食べ歩き ,

揚げ銀杏である。
下に敷かれしはカカオ。上にかかりしは昆布茶。
銀杏のほろ苦みとカカオの苦み、昆布茶のうま味と銀杏のほろ甘み。すべてが繋がって、銀杏の個性を輝かせる。
それは銀杏へのありがたみを深くし、秋への感謝をそっと忍び寄らせる。
料理とはこういうことなのか。
こうして、名古屋 覚王山「野嵯和」の23皿への幕開けは、静かに始まった。
詳細はまた後で。