成都食文化報告
前日の夜の15皿で驚いてはいけなかった。
昨日の昼は、市内「品尚酒楼」。22皿が次々と並ぶのであった。
200人は入る珍しくもない大型店で、100人近くが猛然と料理に立ち向かい、大声でしゃべっている。
日本にはない、食との関係である。
全部紹介したいが、ベスト③を紹介。
3位 淡い味わいで、葉の青々しい香りがにじみ出た「ザーサイの葉のスープ」
2位 カリッと揚げられ甘辛のアンをかけた「揚げ茄子」。皮のカリリとした食感と対比的に、茄子の肉がとろりとムースのようで、甘い。
1位 「チョウザメの蒸し物」。にかわ質に富んでいて、ほの甘い。親がこんなにうまいのに、子供ばかり珍重されるのは、親としても複雑な気分だろう。
番外編 回鍋肉の汁かけご飯。豚肉を食べ終えてしまった後の葉ニンニクと汁を白いご飯にかけて。お腹いっぱいだというのに、お代わりしてしまうのであった。
ちなみについに麻婆豆腐にも対面、通常のものと豆腐にあんをかける昔方式のものと2種類。しかしこっそり言おう。 どちらも趙陽さんの作った、東京で食べる皿の方が、遥かにおいしい。