懐かしさと慈愛を抱擁した乳 2020.10.27 食べ歩き , 東京 , イタリア料理 , バターチーズ乳製品 , パスタ Tweet 一口で食べた。 ラビオリの皮は、歯と歯の間でかすかな抵抗を見せただけで消えていく。 その瞬間、乳がこぼれた。 甘い香りの中に懐かしさと慈愛を抱擁した、乳が舌を包む。 食べた全員の顔が輝く。 豊満なる乳のうま味に唸る。 幸せチーズ工房ヨーグルトを使ったラビオリである。 かたわらの栗豆のズッパは、柔らかい甘みで、銀杏はほのかな苦みで秋を囁いた。 「ラ・ブリアンツァ」にて