富良野メロン。

食べ歩き ,

北海道から、メロンがとどいた。
富良野にあるウエダオーチャード、上田さんのメロンである。
数日冷蔵庫で休ませ、お尻を押して柔らかくなった頃合いに、いただいた。
切った瞬間に、甘やかな香りが立ち上がり、顔を包む。
鮮やかなオレンジ色の果肉が、目に刺さる。
ごくん。
さあどこから食べようか。
三日月に切って、皮と果肉を切り離し、六等分に切れ目を入れる。
最初はやはりお尻だろうな。
一番甘いお尻部分にフォークを刺して口に運ぶ。
タネの部分を下側、つまり舌に押し当て食べるのだ。
たちまち高貴な香りで満たされ、ゆっくりと甘みが広がっていく。
甘いが、キレがよく、これが気品というものだよと教えてくれる。
目を瞑れば、夕焼けの空の下でたわわに実る、北海道のメロン畑が見えた。