危険な鍋である

食べ歩き ,

危険な鍋である。
スープは、毛湯をベースにした麻辣湯と薬膳豆乳湯に茸湯。
大きな朝鮮人参が入った薬膳豆乳湯は、豆乳と朝鮮人参の匂いを和らげるため、金華ハムが入っている。
茸湯は十種以上の干し茸、麻辣湯は炒めた自家製豆板醤の味わいが深みを出す。
そして三種スープがたぎったところで、各種具を入れるのであります。
豚肉、鶏肉、牛肉、豚肉、羊肉と、キャベツのふわふわ団子。
センマイ、砂肝、豚タン、牛レバー、豚マメ、鴨血。
海老、イカ、鱈、めかぶ、牡蠣
ナマコ、アキレス腱、魚の浮き袋といった乾貨
春雨、アロエの細く切ったもの。
豆腐、青菜、白菜、山くらげ、エリンギ、しめじ、人参。
スープの味が染みる浮き袋や、シコッとした食感のアロエに驚き、茸イン茸スープに笑い、野菜や豆腐は麻辣スープだねと言い合い、豚マメの香りに笑い、鉄分富む鴨血の優しき食感に立ち上がる。
そう。うまい鍋は立つ。座ってなんいられない。立ってしゃぶしゃぶ、立って食べる。
そして最後は水餃子と麺。
ああ満腹な意志に反して、箸が動くの、誰か止めて。

銀座「趙楊」の「特製火鍋」