ペルシュウの余韻。 2015.07.01 ポエム , 岐阜 , 豚 , シャルキュトリー Tweet 薄く切られた生ハムは、甘い香りを漂わせ、唇にそっと触れた。 塩気が来た。 熟れた濃い滋味が来た。 しかし尖っていない。 なんと優美な味わいだろう。 うま味が濃密なのに、澄んでいる。 噛むほどに、うま味は口を満たし、食欲を掻き立てる。 やがてようやく喉に消えると、後には、甘やかな香りだけが残された。 顔をだらしなく崩させる、とても淫靡な余韻だけが残された。 岐阜関市、BON DAMONのペルシュウ。