スペイン料理レストラン「ZURRIOLA」へ。
突出しの半生鰯とブラックオリーブのトーストやフォアグラとプラリネのテリーヌに始まり、たこのガルシア風の再構築料理など
シェフの、しなやかな感性と仮借なき個性が伝わる。
驚きを秘めた繊細な料理に喜ぶ。
写真は、あいなめのポシェ、サルサベルデソース。
龍吟ゆずりの包丁仕事で生かされたあいなめが、エロチックに甘く、
バスクゆかりのニンニクとパセリのソースが、
遠くスペインの熱情をかきたてる。
その後の豚の火入れ
牛ほほ肉の料理も素晴らしい。
日本人の四季とそれに育まれた食材を愛する心情と
スペインの陽光とたくましさ
皿の上でその二つが絡み合い、抱き合いつつあるのを感じる。
久々のチャコリよかったなあ。