アサリの一人鍋。 2012.10.19 食べ歩き , 東京 , 和食 , 貝類 , そば , 鍋なべなべ , Tweet 浅蜊の酒蒸しは、一人で食べるに限る。 例えば「神田藪」のそば前に、「浅蜊酒蒸し」を頼む。 小鍋の酒風呂に浸かった浅蜊が、一個また一個と殻を開けていく。 浅蜊を人間のタイプに当てはめ、夢想しながらしみじみ徳利を傾ける。 「うん、こいつはよく珪藻を食べた奴に違いない」。 「ああ、のろまで浮遊有機質でさえ、ろくすっぽ食ってない奴かあ」と、ひとりごちながら飲み進む。 アサリの酒蒸しとは、こうして食べるべきものなのだ。 写真はイメージ 旬は春4~5月と秋9~10月である