麻紐で縛られた>手漉き和紙の包みを解くと、密閉パックに封入された400ccの汁粉が現れる。
器に注ぐと、茶が刺したやや薄い墨色の液体が、凛として美しい
飲めば清涼。
口中をひんやり通り過ぎ、喉元をゆるりと落ちて、身体に染み入る。
後口にほんのりと残るは、穏やかな豆の香。
甘味が優しく自然で、健やかな気分を運んで、癒される。
目を閉じれば、時間がゆったりと流れ始め、静寂が訪れた。
北海道十勝産の吟味された小豆を使い、石鎚山の湧水で仕上げた、 豆のオー・ド・ヴィー。
茶碗ほどの器に入れて飲みたい。
創業130有余年、可愛らしい「山田饅頭」で知られる、松山の「山田屋」が供す冷やし汁粉。
「きら」