4/23函館「コルツ」

日記 ,

ここにもまた、この地に来ないと出会えうことの叶わない、イタリア料理店があった。
地の食材を愛し、それらを昇華させた料理。都会を意識することなき、地元の食材と素晴らしきワインをつなげていく料理。
ポスト・コロニアル。

4/23函館「コルツ」
1. ヤギのチーズと黒にんにくの焼き菓子
2. 新玉ねぎの冷たいスープと生うに
3. イシガレイ、ババガレイ、マコガレイ、クロソイ、ニシンのカルパッチョ。わさびドレッシング。セミドライ大根。脂が乗ったイシガレイ、青い香りのするマコガレイ。身質がしっかりとしてバター臭がするソイうまし。
4. 前菜盛り合わせ
a白樺樹液、b豚スネ肉、山葡萄ソース。cジュンサイピクルス、甘酸っぱいジュンサイの新鮮。dタラリのラードスティック e大沼えびのバルサミコとカラメルの佃煮(佃煮よりエレガント) f鴨肉、鉄鍋ごぼう、エゾ七味。gガマズミの実をシート状に乾燥。 hしどけ(青菜)無濾過菜種油とごま油和え i山田の牛肉、ヤギのシオリマッタ、ふきのとう味噌。Jパテドカンパーニュ、紫玉ねぎ甘酢漬け。k浅葱とマスカルポーネ、山わさびとホッキ貝の和え物
l燻製のクジラの豆腐とサワークリームペースト挟み。焼きなすソース mオバユリの新芽 n熊肉のリエット 栗粉で作ったケークサレ
o王様椎茸の子供、椎茸パウダーで作ったチャルダ。
5  バッカラマンテカート。干しダラを練ってペーストにするだけでなく、骨のフォンと細かく切った胃袋も混ぜて。その食感が楽しく、素朴だけではない味の膨らみがある。
6、ジャガイモとマスカルポーネのムース、うずらの目玉焼き、十勝マッシュルームのスライス。
雲のような淡い甘みと後から漂うマッシュルームの香りが色気を漂わす。素晴らしい!
7.ホタテと岩のり白バターの磯辺焼き。THE海、ザブン。
8、枝豆のトルテリーニ。中に春があった。枝豆の大きな大きな包容力が
静かに現れて、舌を抱きすくめる。微かな酸味、陽だまりの味わい。
9 エゾ鮑、鮑の煮汁と百合根のソース。素晴らしい。FB参照。
10、キンキのワカメソース
11、ジビーフのしんたま。大根
噛みしめるに従って草の香りが広がる。優しく耳元で「噛んで、私を噛んで」と囁く牛の声が聞こえる。健やかなる肉体を食べることによって、健やかなる味覚が戻っていく。
12、あずき菜(雪笹)とマスのスパゲッティ。青が濃い、自分が雪の中で春を待っている感覚。喜び
ドルチェ2皿