きんきはずるい。 2013.08.23 食べ歩き , 白身魚 , 居酒屋 , 北海道 , 札幌 Tweet きんきはずるい。 甘い脂をしたたらせ、舌にずるんと滑り込むと、ほらほらどうだと囁きかける。 その身肉の甘みは、甘鯛や金目とも違い、味わいの中にしたたかさと親しみが相反している。 仲良くしようぜと肩に手を回しながらも、奥底に秘めたエロさに、安心できない。 その茫洋とはぐらかす性質と、炭火で炙った皮の凛々しい香ばしさとの対比に、箸が止らない。 皮をバリバリ、あごを噛み砕き、目ん玉しゃぶり、身肉をほおばりながら、骨をなめつくす。 札幌「五醍」にて。