中野「小満津」

うなぎ鰻 <その八 昔の小満津>

食べ歩き ,

小学生3.4年の頃、養殖と違って翌日になると硬くなるが、おいしい。

冷ましてから重箱にいれるから、かちんかちんではない。

炊きたてご飯に乗せて食べると、おいしい餌を食べているんだろうなあといういい香りがして。

あの味は食べると、嗚呼あれおいしかったなあ

たまに養殖でも近いのもあるが、天然本来固い。

ずうっと同じとこで育ってないので、いろんな水域でいろんな餌を探しているんだろうから、人間だってずっと温かいとこで酒飲んでんのと、外行っていろんなもの食べている人は違うから

肉質が違う

天然焼くのむずかしい

どんな脂が出てくるのかなあと様子見ながら焼く。脂の出方違う。

白を入れる時なるべく返す。香りの要素を出さずに、肉の中に入れるようにして。

串は固いので崩れない。養殖はだめ

蒸しは、この間のなんか、1時間やったがとてもかたくて、

おじいちゃんは、昔は半日蒸してなきゃだめだ。

沼の鰻は特に固い。そりゃあ固いよ。すみついちゃっている奴は

毎日天然ウナギの違うのをやっていた。大変な仕事

秋口と春のここを楽しみにやってくる。

あそこはかまだけ食ってみよう。あの小さいのは筏にしてやってくれというそう言う注文

白焼きにしてくれ

ここの細口焼きましょう

そう言うのに答えてやっていたからこそ面白み醍醐味あった。

火鉢が相当大きかったその後ろが熱くなっているところに銅管を這わせて、その後ろにお風呂があった。

鰻見て、こうこうしてくれといって、お風呂に入って出てきて、ビール飲んでと二時間たってから食べた

粋だなあ。のんびりもあったが

それこそ沼の鰻なんか お客さんもう一回入ってくれませんか? いいよ飲んでるよ。

近隣の料理屋やすし屋から仕出し。自分のとこでは作らない

ちょいと刺し身も食いてえな。そういうときゃ、鮓屋から取って

だから祖母は、ふりで来るお客さんがいると、「よろしいんですか? うちのはお高いですよ」といっていた。

「ふりで来て、うまいもん食えるわきゃないだろう」という断る理由もあったかも

当時働いていたサービスの人が来て 「当時女将さんに百円札初めて見て感動した」

当時目の前で見ること出来ない札

今でいう1万円と違う

のんびりしていたがいい時代

天然はある程度ある復活してきた

あまり天然もやる人いなくなった針も肝に入っていたりする。

なるべく安く。

そう言うのを伝えたく意味でも。ただ天然だけじゃないおいしさ。